ぼくが仕事をやり始めた頃、何度も読み返した名著・吉越浩一郎さんの「デットライン仕事術」。
もちろんデットライン仕事術を全て自分のものにできたか?というと、決してそうではありませんでしたが、チームで仕事を進めていく上で、ついつい曖昧になりがちな”だれが・いつまでに”この仕事をこなすのかを確認するクセはつきました。
そして、ここ3〜4年の間、毎日のように拝見させて頂いている立花岳志さんのブログ「No Second Life」。
数年前まで、中小企業のサラリーマン(もちろんこれが決して悪いわけではなく、お仕事でもしっかり活躍され将来を嘱望されていたようです)でしたが、自分の人生を劇的に変えたいと独立を決意。合わせて、ぽっちゃりした体型や肩代わりした親の借金、前妻との離婚などをデジタルデバイスを活用した圧倒的なセルフマネジメント術で乗り越えました。
そんなお二人の共著が「クラウド版デットライン仕事術」。発売日初日にKindleで電子版を購入し読込みました。そして、ぼくが新年から実践することにした6つのセルフマネジメント術を紹介したいと思います。
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<デットライン仕事術とは?>
全ての仕事に期日を設けてその期日までに仕事を完了させる。トリンプでは毎朝、決定会議があったので期日は基本的に翌日の朝。
その圧倒的なスピード感で無駄を省き、徹底的にやるべき仕事に集中する。
1:目標や仕事を日々の計画にまで落としこむ
目標もやらなければいけない仕事も、実行の為の計画に落とし込まないと実現の可能性も効率的に作業をこなすことも難しくなってしまいます。大きな目標や仕事であれば、1年単位の計画→3ヶ月単位の計画→1ヶ月単位の計画→1週間単位の計画→1日単位の計画と落としこんでいきます。
2:仕事には必ず期日を設ける。それも圧倒的に短い期間で
やらなければいけない仕事が決まったら必ず期日を設けます。しかもその期日はできるだけ短くします。トリンプがそうだったように「明日」というのが一つのキーワードになるでしょう。明日が難しくても相手から「もうできたの?」と思わせるくらいのスピード感が重要です。
3:大きな仕事は細かく砕く。そして、まず動き出す
誰もが経験があるはずです。やらなければいけない仕事なのにすぐに動き出せない、ということを。そんなときはできるだけ仕事を細分化しましょう。めんどくさいな、ハードルが高いなと思う仕事でも細かく砕けでも1歩目はなんでもないような仕事のはずです。
4:会議で決まった事は「だれが・いつまでに」を必ず決める
複数名が出席した会議でなんとなくやることは決まったけど、「誰が・いつまでに」を決めずに解散してしまうことはよくあります。そして、そのタスクはだいたい誰も手をつけずに次回の会議に持ち越されます。仮に誰かがやっていたとしても、たいして進んでいません。自分の無駄な仕事を増やさない意味でもプロジェクト全体を進める意味でも、会議で決まったことには、必ず「だれが・いつまでに」を明確にしましょう。
5:PDCAサイクルをきちんと回す。計画と反省をしなければ仕事をこなしたことにならない
PDCAサイクルとは、Plan(計画)→Do(実行)→Cheak(評価)→Action(改善)のこと。
Plan:目標を設定してそれを達成するための行動計画を作成する。
Do:策定した計画に沿って行動する。
Check:行動した結果と当初の目標を比較し、問題点の洗い出しや成功・失敗の要因を分析する。
Act:分析結果を受けてプロセスや計画の改善、実施体制の見直しなどの処置を行なう。
PlanからDoまではぼくも行っていますが、CheckとActがどうしてもおざなりになりがち。でも、このCheckとActこそが最重要。これにより一度こなした仕事がノウハウとなり、次の仕事に活かされるのです。
6:一手間をかけて資料を探すなどの無駄な時間をなくす
「資料がない」と探す時間が仕事の中で意外と多いものです。これを仕方がないことと思わずに最初と資料を格納するときに一手間をかけることでグッとこの手間は減らせます。立花さんの使っているPC、タスク管理ソフト、EVERNOTEの管理システムが非常に参考になるので、この方法については別途エントリーを書きたいと思います。
計画的な行動をスピードをあげて能動的に
2015年はこの6つを意識し仕事に取り組みます。そして、受動的ではなく能動的に、しかも他の人を圧倒するスピードで仕事をこなしていくことで、やらなければいけない仕事よりやりたい仕事の割合がどんどん増えていくはずです。
仕事や時間に追われない、自分から追いかけていく生活を送りたいあなた、オススメです。
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